いのち守る党の誇りにかけて

被災者の話を聞くふなやま市議(2011年4月7日)

(2011年4月8日付け新聞赤旗より転載)

日本共産党のふなやま由美・仙台市議(太白区)は7日、地域支部の党員と市議団が作成した「震災被災者支援情報」を渡しながら、「怖かったでしょう」とやさしく声をかけて要望を聞き、ひびが入ったり壁が崩れたりした家を回りました。
借家の土壁にひびが入った59歳の女性に「大変でしたね」とお見舞いし、被害を聞きました。「『り災証明書』をもらえばいろんな制度が活用できますよ」と説明し、相談のために自分の携帯の番号を書き込みました。

デイケア施設を訪ねると、津波被害者10人を受け入れている「福祉避難所」になっていました。「物資や人手は間に合っているが、市からの助成がない」と要望が出されたので、「次の市議団の市への要望書に反映させます」と約束し、スタッフを激励しました。
以前、保健師だったふなやまさんは地震後、特養ホームで「ショートステイのなかで錯乱状態の人がいる」と聞いたときは、すぐに駆けつけ、落ち着くまで寄り添いました。妊婦が避難所にいたときは栄養バランスのとれた食事を届け、脳こうそくの後遺症のある男性には下着とお風呂を提供しました。
石巻市の党市議から「首まで津波につかりながら助かったというすし屋の夫婦を支援してほしい」と連絡があったときは、ただちに支部の人によびかけて家財道具をそろえ、アパートも紹介。「共産党の人と出会っていたので生きていける」と話し、笑顔がもどり
ました。
ふなやまさんは、いま障害者、高齢者など一番困っている人たちへの支援が遅れていることに胸を痛めています。
「被災者の多くは『助かってよかった』という気持ちが強く、まだ自らの要求をがまんしています。仙台は選挙が延期になりましたが、いま、いのち、福祉を守るためにたたかっている共産党候補の当選は、被災地の復興・支援活動への大きな励ましになります」。避難所への炊き出しもしている事務所から連帯のメッセージを送ります。(浜中敏)

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